お花の情報を読んでいると、時々「矮星」(わいせい)と出てきますね。「ん?わいせい、って何?」。「矮星」とは本来の姿よりもす~っと小さく作られた性質を言います。例を見ながら分かりやすく説明しましょう。

プチダリア

矮性とは

矮性(わいせい)とは
ズバリ、元の姿に比べて大きくならない性質のことです。
下記の通り、辞書にも書かれています。人間が自分たちの都合でこのようなものを作り出したのです。

”動植物が固有の大きさに成長せず、小形のまま成熟する性質。”(goo国語辞典)
”動植物が近縁の生物の一般的な大きさよりも小形なまま成熟する性質を指す。主に園芸分野において、著しく草丈・樹高が低いことを指す用語として用いられる。”(weblio,jp)

ミニヒマワリ

どのように矮性を作るの?

主に
・異種を掛け合わせる
・接ぎ木
・矮化剤処理
によって新しい品種を作ります。

なぜ矮化するの?

以前は仏花や儀式の需要が多く、柄の長い花が多く使われていました。が、60年代から小型マイホームや団地、高層住宅が急激に増え、ベランダや小さな花壇で園芸を楽しむ風習が多くなってきました。それに答える為に背の低い植物が好まれるようになったと言われています。

私はそれに加え、美しいお花ムードから可愛いいお花ムードへ、大衆の好みが変わってきたからではないかと密かに思っています。まあ、狭い所では小さな花の方がマッチするのは当たり前ですけどね。

矮性植物の例

多くの品種で矮性が作られています。
下図のようにダリア、ヒマワリなどなど
ジニアは百日草の矮性で名前が違うだけですね。

草花だけでなく花木も多くあります。
バラは矮性種が最も多く、ミニバラの種類はみんなかわいい名前がついています。
桜、梅などなど。

まとめ

「矮性」って何か、分かりましたね。これならお手軽にガーデニングを楽しめる♡現代にピッタリのお花の形でした☆
最後までお読みいただきありがとうございました❣






アベリア(ハナツクバネウツギ)(ツクバネウツギ)

スイカズラ科、ツクバネウツギ属
イタリア作の園芸種

長い開花期と寒さに強い性質を2種から引き継いだ交配種♪街路樹や公園で多く植えられていますね♡原種は日本にも数種ありますが、こちらの方が暑さ寒さに強く優れているので、最近人気が高く、垣根などにも使われるようになりました。ウツギと名前がついていますが、ウツギとは関係なく、ウツギに似た花の顎が花後に残り、羽根つきの羽の様なのでこう名付けられました。

アブチロン

アオイ科、イチビ属(アブチロン属)
ブラジル原産、常緑熱帯植物

小さなベル形のアブチロンチロリアンランプと、やや幅広の傘タイプの2種があります。双方とも下向きに咲き、下記のような幅広タイプはちょうどクリスマスローズに似た感じ。恥じらいながら咲く様子から、「初恋」と呼ばれる品種もあります☆色も赤いランプから、黄色、白、オレンジと豊富♪熱帯植物なので寒さにに弱いとは言え、東京などでは地植えで冬越しもできています。花期が長く通年で咲くのも嬉しい♡

オリーブ

花から実になり始めました♡

カリン

バラ科、カリン属(かつてはボケ属とされていました)
中国原産の落葉低木

3月頃、ピンクの可愛いいお花♡を付け、この頃に実になります。10月~11月に熟して収穫☆花梨種や漢方薬として利用されています♪

ザクロ

4月~5月に花が咲き、この時期に実が実ります。

サルスベリ、(百日紅、ヒャクジツコウ)

ミソハギ科、サルスベリ属
中国南部原産の落葉性中高木

夏の代表的な花木サルスベリが咲きだしました❣これから秋まで、その名の通り百日かけて次から次へと花を咲かせて夏の空を彩ってくれます。花色はピンク、赤、白、薄紫。数少ない夏の花木の貴重な1種です♡

サンゴバナ

キツネノマゴ科キツネノマゴ属
ブラジル原産の常緑低木

フラミンゴプランツとも呼ばれるように、鮮やかな赤いサンゴのようなお花ですね♡

ニオイバンマツリ

ナス科 、 バンマツリ属(ブルンフェルシア属)
ブラジル、アルゼンチン原産の常緑性熱帯植物

紫から白へ花色を変える涼やかな低木☆夏のお庭を爽やかな色と香りでいっぱいにします♡熱帯植物ですがそれほど寒さに弱くなく、東京でも露地うえで冬越ししています。鉢植えも多く出回っていますよ♪

ノウゼンカズラ

ノーゼンカズラ科、ノーゼンカズラ属
中国原産の落葉性つる植物

古くから渡来し、平安時代にはすでに定着していたという夏の代表的なお花!
夏の太陽に負けじと濃いオレンジ色や赤、黄色の大輪の花を咲かせます♡
気根を出して、壁や木を這い登る丈夫な性質なので、とても育てやすいお花です☆

ハイビスカス

アオイ科、フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属)
ハワイ原産の常緑性熱帯植物
 
7月~10月、鮮やかな赤・黄色・白・ピンクの花を次から次へと咲かせてくれる嬉しいお花♡
熱帯植物とはいえ、30度を超すと花付きが悪くなることも。

バラ

バラは「バラ、薔薇」のページに多く掲載しています。

ブーゲンビリア

オシロイバナ科、イカダカズラ属(ブーゲンビリア属)
南アメリカ、中央アメリカ原産の熱帯性、つる性低木

鮮やかな花色が人気のブーゲンビリア❣
それは花びらではなく苞葉(ほうよう)で、真ん中の小さな筒状のものが花⁉

寒さには弱いけれど、意外に丈夫で日本でも多く栽培されていますね☆


ブドウ

花木ではなく果樹ですが、こちらに記述します。
今、たわわに実がなり、熟す期を待っています♪♪

ボタンクサギ(シナクサギ)(ベニバナクサギ)

クマツヅラ科、クサギ属
中国原産の落葉低木

小花がびっしり集まってボールのように丸いお花♪アジサイにも似ていますね♡丈夫で切っても切ってもまた枝を伸ばす強い花木です。花期が長く育てやすいのですが、臭いが強いのが難。
中国、朝鮮半島、日本に広く分布。

ミカン

青い実が付き始めました♡

ムクゲ(木槿)

アオイ科、フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属)
中国原産の落葉広葉低木

日本へは平安時代以前に渡来し、以降庭木や生垣として愛され続けている人気の低木です❢ハイビスカスの仲間なので、とても良く似ていますね。花びらや雌しべの花柱が長く突き出ているところなんか、そっくりですね♪一つの花は一日で散ってしまいますが、夏の間次から次へと咲いてくれる嬉しいお花♡暑い盛りにもお庭や公園で涼し気に咲いていますね。花色は白、ピンク、赤紫など、ハイビスカスよりも優しい色合い☆

八重ヤマブキ

普通のヤマブキよりも少し遅れて咲きます。
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」
これは太田道灌が蓑を借りようとした時の歌として有名ですね。
八重ヤマブキの実もなければ、お貸しする蓑もないということで、八重ヤマブキは実がなりません。
普通のヤマブキと違い、八重ヤマブキは雄しべが花弁に変化していて、更に雌しべも退化しているため、実がならないのです。
それより以前万葉の時代から八重ヤマブキに実がならないことが歌に歌われています。
(詳細:別ページ「太田道灌と八重ヤマブキの歌…実は」
https://sammysr.com/ootadoukann-yaeyamabuki-jituha/

ランタナ(シチヘンゲ、7変化)

クマツヅラ科、シチヘンゲ属(ランタナ属)
中南米原産の常緑低潅木。

色とりどりの小花のかたまりが様々に色を変えることから七変化と言われています。育てやすく、花期が長いので人気♪熱帯植物ですが、比較的寒さに強く、東京都周辺では冬越しします♡
ほふく性のコバノランタナは別ページに掲載しています。

リョウブ(令法)

リョウブ科、リョウブ属
日本古来からある落葉高木

7月~9月に白い小さな花を穂先にたくさんつける爽やかな花木♪高い枝に咲くので見過ごしやすいかもですね。たまには上を見て歩きましょう!日本全土に広く分布。若葉は食用にもなり、昔は飢饉のときの救荒植物として植えられていたといいます♡採取して貯蔵することを令法(リョウボウ)で命じていたので、令法と名付けられました。

ルリマツリ

イソマツ科、ルリマツリ属(ブルンバゴ属)
南アフリカ原産の常緑低木

瑠璃色の涼しげなお花をたくさんつけて艶やか♡熱帯植物で寒さに弱いとはいえ、東京でも庭植えで十分冬を越しています。花期が長く、6月~10月頃まで次から次へと花を咲かせてくれる育てやすい花木です。

①ア行
②カ行https://sammysr.com/7gatu-kusabana/2/
③サ行~ナ行までhttps://sammysr.com/7gatu-kusabana/3/
④ハ行https://sammysr.com/7gatu-kusabana/4/
⑤マ行~ワ行までhttps://sammysr.com/7gatu-kusabana/5/

①ア行

(アサガオ)朝顔

アカツメクサ

マメ科、トリフォリウム属
ヨーロッパ原産の常緑性多年草

赤クローバーとも呼ばれています。
江戸時代にガラス器の詰め物として日本に運ばれた歴史も。明治時代にはシロツメクサと共に牧草として再輸入され、日本全国に広まりました。

花言葉:豊かな愛、陽気、実直、勤勉

アスター(蝦夷菊、薩摩菊)

キク科、カリステファス属(エゾギク属)
中国北部原産の半耐寒性1年草

多くの品種があります。

アナナス

アナナスはパイナップルのことですが、園芸上ではパイナップル科の植物全体のこと。
南アメリカ原産の宿根、多年草です。

アナナス属
グズマニア属
エクメア属
インコアナナス属

と多種ありますが日本では全部まとめてアナナスと呼んでいます。

葉の美しい植物で、ひときわ美しい花も咲きますが、花と見える部分も葉の変形で、その部分は一度咲いたら二度と咲ません。
株分けで増やしてくださいね!

アバガンサス

ヒガンバナ科、ムラサキクンシラン属(アバガンサス属)
南アフリカ原産の多年草(常緑性、落葉性)
 
6月から咲いています。
優雅な美しさの中に力強さがみなぎるアバガンサス♪初夏の公園や植え込みに涼し気に咲いていますね♡
1メートル以上のタイプや30㎝位のタイプ、星形の花やラッパ型の花など300種程あります☆
どれも育てやすくてやすく、植えっぱなしができるので初心者でも上手に育てられますよ♡

アメジストセージ

アメリカンブルー

アランダ

ラン科アランダ属
ラン科とバンダの交配種

アリウム、スファエロセファロン(タンチョウアリウム)(ドラマチックアリウム)

ヒガンバナ科、アリウム属(ネギ)
ヨーロッパ原産の多年草

真っすぐに立った茎の上にチョコンとのっているネギ坊主が愛らしいですね♡その花姿から花言葉が生まれたのでしょうー「正しい主張」「くじけない心」その通りですね☆

アルストロメリア

分類体系によって科が分かれるーヒガンバナ科、ユリ科、ユリズイセン科(アルメリア科)と分類され、
ユリズイセン属(アルメリア属)
南アメリカ原産の常緑性多年草

大ぶりの色鮮やかな花びら2枚に入った筋がチャームポイント☆オシャレで長持ちするので、鉢植え、フラワーアレンジに引っ張りだこのお花です♡

アンゲロニア

アンスリウム(オオベニウチワ、大紅団扇)

サトイモ科、ベニウチワ属(アンスリウム属)
熱帯アメリカ~インド諸島原産の多年草、熱帯植物

色々な種類、標準形・悪魔形・チュウリップ形・蝶形など色々な種類があります♪色も様々で、こちらはチュウリップアンスリューム、ピンク

イベリス

エキナセア(ムラサキバレンギク、紫馬簾菊)

キク科、ムラサキバレンギク属(エキナセア属)
北アメリカ原産の落葉性多年草

花の真ん中が大きな珠になって膨れ上がり、その周りを細長めの花びらが外側に垂れて咲いているので、一目でそれと分かりますね☆花の少ない夏の間長く咲いてくれる嬉しいお花♡近頃は人気が高まり、様々な品種が開発されています。下の写真は新種、八重のエキナエアです♡

オオハンゴンソウ

キク科、オオハンゴンソウ属
北米原産の多年草
特定外来生物

明治時代代に観賞用として日本に輸入され、戦後にはすでに野生化しています。
強力な繁殖力で他の植物を押しやり、日本全土に広がり、今では栽培・移動・譲渡禁止の特定外来種となっています!
困ったことにルドベキアとそっくりなので、なかなか見分けがつきません。花びらが少し後ろにそり気味なのが特徴です。

オキザラス

オキシペタラム(瑠璃唐綿、ルリトウワタ、ブルースター、

キョウチクトウ科、トゥイーディア属
ブラジル、ウルグアイ原産の常緑性多年草

薄青~青~ピンクに花色を変えて咲く星形の美しいお花お花☆切花としてお花屋さんに並んでますね♡花後には7~8㎝の実が実り,裂けると綿の付いた種が出てきます。このこぼれ種でも増えていきます♪

オシロイバナ

オシロイバナ科、オシロイバナ属(ミラビリス属)
熱帯アメリカ原産の落葉性多年草

夕方になると、咲くのでユウゲショウとも呼ばれていますが、アカバナユウゲショウとは全然関係ありません。黒い種を割るとおしろいのような白い粉が出てくるのでオシロイバナと名付けられました。江戸時代に渡来し、今では道端でもよく見かけますね。白、赤、ピンク、黄色、それらの混ざった可愛い花が夏の間中咲いて楽しませてくれます♡種からも簡単に育てられますよ☆

白から青や紫、赤紫と色を変える紫陽花☆雨にしっとり濡れるとひときわ美しいですね♡紫陽花の基本情報と様々な姿の紫陽花を集めました。

アジサイ基本情報


アジサイ(紫陽花、八仙花):学名ハイドランジア
アジサイ科、アジサイ属(ハイドランジア属)
日本原産の落葉低木

アジサイの生い立ち

日本に自生するガクアジサイは昔から品種改良され続けてきました。近年その種が世界中に広がり、どんどん新しい品種が生まれました。つまり世界中の紫陽花は全て日本のガクアジサイから生まれたのです♪

アジサイとは

狭義では自生種のガクアジサイから園芸化した手毬咲きの品種だけを「アジサイ」と呼びます。
広義では以下の種類全部を含めて「アジサイ」と呼びます
・手毬咲き
・ガクアジサイ
・西洋アジサイ
・モモイロアジサイ等々

アジサイの仲間

・カシワバアジサイ
・ヤマアジサイ
・アナベル
・ノリウツギ等々も同じアジサイ属の仲間です。

アジサイの色系

・青色系は酸性土壌で、
・赤色系は中性~アルカリ性土壌で、良く育ちます。

アジサイの育て方のポイント

1)乾燥が苦手なので、湿りっけのある黒土に鹿沼土を混ぜて♪
2) 水切れしないように!
3) 植え替え、株分けは落葉期間中に
4) 挿し木は春3月、4月に前の年の枝を
      6月に   今年の枝を使います。
乾燥さえ気を付ければ地植えも鉢植えもOK♡

アジサイ、ギャラリー

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花のように

美しい花々の写真を楽しみながら、日々の暮らしを美しく豊かにするための知恵とヒントをgetしましょう!