モクセイ科イボタノキ属
日本、朝鮮半島、中国原産の落葉小高木
古来から日本各地に自生し、生活用品にも利用されているなじみの深い木♡
と言われていますが、最近はあまり見かけないですね。
我が家の近くでは、馬橋公園に2本植えられているだけです。
樹皮に寄生するイボタロウムシが分泌する「いぼた蝋」は蝋燭の原料にしたり、家具の艶出し、日本刀の手入れに使われたとのこと。
いぼた蠟を戸の敷居に塗り滑りを良くしたことから「トスベリノ木」とも言われています。
参照:イボタノキ – Wikipedia
昔はいろいろ利用されてきたけれど最近は必要とされなくなり、次第に見捨てられたのでしょうか。
涼やかな白いお花がもったいないですね。
バラ科ザイフリボク属
北アメリカ原産の落葉中高木
春に桜に似た白い可愛いお花をつけ、6月頃にさくらんぼに似た赤い実が実ります❣
夏は青葉、秋は紅葉、一年中楽しませてくれますので、最近大人気の果樹です♪♪
暑さ寒さに強く育てやすいのと樹形が美しく樹高も程よいのでシンボルツリーとしても利用されています。
ベンケイソウ科 マンネングサ属
ヨーロッパ原産の多年草 です。
ヨーロッパから日本に帰化してすっかりおなじみになったマンネングサ、
地面を這っているように広がるので、ラテン語の”sedere(セデス)”(座る・固定)~
”Sedum”(セダム)と名付けられたそうです。
オウシュウマンネングサは多肉植物
春に黄色く輝くような星形の可愛いお花がびっしり❣
名前のように毎年決まって咲いてくれるのはとっても嬉しいですね♡
乾燥を好むので、ほとんど水をあげなくても良く育つので、
グランドカバーに最適です♪♪
オウシュウマンネングサの基本情報
基本情報 | |
学名 | Sedum acre |
科名 | ベンケイソウ科 |
属名 | マンネングサ属 |
英名 | Goldmoss Stonecrop |
和名、別名 | 欧州万年草 |
園芸分類 | 多肉植物、常緑多年草 |
原産地 | ヨーロッパ、アメリカ |
耐暑性、耐寒性 | 耐寒性、耐乾性 |
特徴 | 乾燥に強く、丈夫でほおっておいても良く育つ。 |
一斉に咲いているのは見事ですね☆
ハンギングにしても見栄えがいいのでお試しを‼
春になると一斉に開花するお花たち♡
でもいまいちどれがどれだか見わけがつかないこともありますよね。
桜と梅の違いは分かるけど、桜と桃、梅と桃ってちょっと分かりにくい、
と思っているあなたはこの記事を読めばスッキリ‼
まず花びらの形の違いを見てみましょう!
先端が丸いのが梅
やや尖っているのが桃
割れているのが桜
と覚えておきましょう。
梅・桃・桜の詳しい見分け方
花びらの形をよく見ると、違いが分かります。
分かりにくい時は、次に花柄や花の付き方、木の幹の様子で調べます。
下記の表でご確認ください。
梅・桃・桜の違い、詳細
種類 | 咲く順番 | 花びらの形 | 花柄 | 幹の様子 | 花の咲き方 |
梅 | 1 | 先端が丸い | 短い | ザラザラ | 1つの花柄に1つ |
桃 | 2 | 先端が尖っている | 短い | 斑点模様 | 1つの花柄に2つまたは3つ |
桜 | 3 | 先端が割れている | 長い | 横縞模様 | 1つの花柄に房状に咲く |
*花柄(かへい)とは
花梗(かこう)とも呼ばれ、花序(受精後は果実)を支えるための茎のことです。
花柄が枝分かれしている場合は、小花柄と呼ばれます。
ですので正確に言えば、梅は1本の花柄に1つお花がつき、
桃は1つの花柄に2本の小花柄がつき、それに1つずつお花がつき、
桜は1つの花柄に数本の小花柄がつき房状にお花を咲かせる
ということになります。
梅の咲いている様子
花柄が短いので、花は1つずつ茎にくっついているように咲いていますね。
丸みを帯びた花びら。
ごつごつとした木につんと伸びた枝。
梅の写真
思いのまま sammysr 裂紅梅 sammysr sammysr 呉服枝垂れ sammysr
桃の咲いている様子
2~3個ずつ1つの花柄にくっつくように咲いていますね。
花びらの先は少し丸みが弱まり、細くなっていますね。
花色も鮮やかです♡
桃の写真
sammysr sammysr sammysr sammysr sammysr
桜の咲いている様子
1つの花柄から多くの花がつき房になっていますね。
小花柄は長く伸び、花が垂れるように咲いています。
花びらの先に切れ目が入っています。
木の枝には横縞が入っています。
桜の写真
ソメイヨシノsammysr 大島桜sammysr ソメイヨシノsammysr 河津桜sammysr
*さくら、桜、サクラhttps://sammysr.com/sakura/
*梅づくしhttps://sammysr.com/umedukusi/
にはもっと多く写真が掲載されています。
よろしければご訪問ください。
チェッカーベリーの白実のタイプ♡
こんもりとした枝の間に可愛い白い実がとってもキュートな低木です!
ツツジ科シラタマノキ属(ゴールテリア属)
北アメリカ原産の常緑低木

ゴールテリア基本情報
基本情報 | |
学名 | Gaultheria procumbens |
科名 | ツツジ科 |
属名 | シラタマノキ属 |
英名 | |
和名、別名 | ホワイトチェッカーベリー、白玉の木 |
園芸分類 | 常緑低木 |
原産地 | アメリカ |
耐暑性、耐寒性 | 共にやや強い |
特徴 | 赤いチェッカーベリーの白い実タイプ |
赤いチェッカーベリー
ゴールテリア詳細情報
開花期 | 6~7月 |
結実期 | 11月~3月 |
花色 | 白。ブルーベリーに似た小さな花 |
葉の特徴 | 卵型の厚みのあるしっかりとした葉 |
樹高、草丈 | 10~20㎝ |
育てやすさ | 風通しが良く直射日光が当たらない涼しい所に植えれば初心者にも簡単に栽培できます。 乾燥に弱いので、乾きすぎないように! |
丁度クリスマスシーズンに盛りを迎えるホワイトベリー♪♪
赤いチェッカーベリーと一緒に飾れば、それだけでもうクリスマスムード♡
育てやすいので是非トライしてね☆
ジンチョウゲ科、ジンチョウゲ属
中国原産の常緑性低木

室町時代以前に中国から渡来したといわれ、早春の香木の代表的なものです。
香りが沈香に似て、十字型の花が丁子(クローブ)に似ているので沈丁花と名付けられたとのこと。
雌雄異株で日本ではほとんどが雄株なので、結実しないと言われています。
実が実っても猛毒なので、ない方がいいですね。
早春に手毬のような可愛いお花をつけ、薫り高く自己主張している姿はとても愛らしいですね。

ジンチョウゲ基本情報
基本情報 | |
学名 | Daphne odora |
科名 | ジンチョウゲ科 |
属名 | ジンチョウゲ属 |
英名 | Daphne,Winter Daphne |
和名、別名 | 沈丁花 |
園芸分類 | 常緑低木 |
原産地 | 中国 |
耐暑性、耐寒性 | 普通 |
特徴 | 強い香り |

ジンチョウゲ詳細情報
詳細情報 | |
花期 | 2月下旬~4月上旬 |
花色 | 白に外側は赤紫 |
葉の特徴 | 細長卵型で、光沢のある葉が花の周りを囲んでいる。 |
育てやすさ | 根を切ると枯れるので、鉢植えには適さない。庭木として地植えにする。 |
陽当り | 西日には弱いのと、陽当りが悪いと花付きが悪くなるので、場所を選んでください。 |
春の沈丁花、夏のクチナシ、秋の金木犀を3大香木と呼んでいますが、
それに冬の蠟梅(ロウバイ)を足して4大香木ということもあります。
お花は見るだけでなく香りも楽しめ、さらに香りでリラックス効果や新陳代謝も高められるなんて
一石三鳥ですね♡
ヤブコウジ科、ヤブコウジ属
日本、中国、朝鮮半島、インド原産の常緑低木
マンリョウ マンリョウ
マンリョウは縁起のいい植物として江戸時代から広く栽培されてきました。
現在も鉢植えや庭木として多く栽培されていますが、野生では樹高1メートル程と言われています。
お花の少ない時期に赤い実をいっぱいつけてくれるので、とっても温かな気持ちになりますね♡
マンリョウの基本情報
基本情報 | |
学名 | Ardisia crenat |
科名 | ヤブコウジ科(サクラソウ科) |
属名 | ヤブコウジ属 |
英名 | Coral bush |
和名、別名 | コウジ、橘、花橘、藪橘 |
園芸分類 | 常緑低木、庭木 |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島、インド原産 |
耐暑性、耐寒性 | 耐寒性は強いが耐暑性は弱いので、夏場は直射日光が当たらない所で育ててください。 |
特徴 | センリョウと並び縁起のいい植物としてお正月には欠かせない植物です。 |
マンリョウの詳細情報
詳細情報 | |
花期、鑑賞期 | 7月頃に小さな花、11月中旬から1月に実が実ります。 |
花色 | 花は白、実は赤と白、栽培種には黄色い実もある。 |
葉の特徴 | 葉は互生、長楕円形で、縁が波打ち、波状の鋸歯 |
育てやすさ | 日陰でも育つので、初心者でも育てやすい。 耐暑性が弱いので、夏場は直射日光が当たらない所で育ててください。 |
常緑性の葉が美しく、花の少ない時期に美しい実が実り、さらに縁起がいいとされるマンリョウ❣
初心者でも育てやすいといわれていますのであなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ニシキギ科、ニシキギ属
北海道南部以南の日本、朝鮮半島、中国自生の常緑広葉樹
キンマサキ キンマサキ
フィリマサキの特徴
フィリマサキ(班入りマサキ)は葉の縁取りに白や黄色の模様の入ったマサキで、
白の縁取り模様はギンマサキ、黄色の縁取りはキンマサキと呼ばれています。
マサキの種類は暑さ寒さに強く、育てやすいため庭木や垣根によく使われています。
また粉塵や潮風などにも強いため、最近は市街地や沿岸部の街路樹や植栽に広く利用されています。
6~7月に小さな白い花を咲かせ、冬に赤い実が実ります。
もっと熟すと裂開して赤橙色の実が出てきます。
雌雄異体なので、雌の木にしか花も実もなりません。
雌の木でも近くに雄の木がなければ花は咲きません。
花はなくても樹形が美しく、葉もきれいなので人気の高い木です。
フィリマサキ基本情報
基本情報 | |
学名 | Euonymus japonicus f. aureovariegatus |
科名 | ニシキギ科 |
属名 | ニシキギ属 |
英名 | |
和名、別名 | フィリマサキ、キンマサキ、ギンマサキ |
園芸分類 | 常緑広葉樹、庭木、花木 |
原産地 | 北海道南部以南の日本、朝鮮半島、中国 |
耐暑性、耐寒性 | 双方強い |
特徴 | カラー・リーフが人気❣丈夫で初心者にも育てやすい。樹形を整えやすい |
フィリマサキ詳細情報
詳細情報 | |
花期 | 6~7月 |
花色 | 白~クリーム色 |
葉の特徴 | 葉の縁が白や黄色に縁どられている。 |
育てやすさ | 暑さ寒さに強く、日当たりが悪くても育つので、場所を選ばない。初心者でも大丈夫❣ |
実 | 11月~1月に赤い実が実ります。 |
美しいカラーリーフ❣整えやすい樹形のフィリマサキは垣根にシンボルツリーに大人気❣
場所を選ばず育てやすい木ですので、あなたのお庭にもトライしてみてはいかがでしょうか?
マツブサ科、サネカズラ属
関東以西の日本と日本周辺アジア諸国自生の半常緑性つる性樹木
ご近所で珍しい実を見つけました❣
この写真ではよく分かりませんが、枝から茎が伸び垂れ下がってなっています。
建物の関係で全体像を写せないのが残念です。
雌雄異体又は同体で、夏に小さな白い花を咲かせ、冬に赤い実を実らせます。
サネ(実)が美しいカズラという意味だそうです。
昔武士が蔓に含まれる粘液を整髪料として使っていたので、美男葛とも言われています。
果実は集合果で、直径2~3㎝の球形です。
11月、12月頃に赤く熟します。
サネカズラ基本情報
基本情報 | |
学名 | Kadsura japonica |
科名 | マツブサ科 |
属名 | サネカズラ属 |
英名 | |
和名、別名 | 美男葛、ビンツケカズラ、トロロカズラ、 |
園芸分類 | 半常緑つる性木本 |
原産地 | 関東以西の日本、朝鮮半島南部、中国中南部、台湾 |
耐暑性、耐寒性 | 耐暑性:強い。耐寒性:弱い |
特徴 | 雌雄異体、まれに同体のもある。 |
サネカズラ詳細情報
詳細情報 | |
花期 | 7~8月 |
花色 | 白、クリーム色 |
葉の特徴 | 葉は互生。葉の形は様々で、長卵形、楕円形、長楕円形など。葉の幅は2~6cm。長さ5~13㎝ |
育てやすさ | 冬の寒さにさえ気をつければ、育てやすい。 関東以西なら地植え可能、他は植木鉢で移動させれば可。 |
特記事項 | 実は漢方薬としても使用されています。 |
美味しそうに見えますが、実は食べられません。
(毒ではないらしいですが)
垣根に這わせて育てたら素敵でしょうね❣
南アメリカ原産の球根多年草
カタバミ科 カタバミ属
お天気の良い日だけ小さなお花を開いてくれる気分屋さん❣
でも可愛いから許してあげる♡
Oxalisは、ギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」が語源で、葉っぱや茎にシュウ酸を含んでいるので、酸味があるから名付けられたそうです🤔
花言葉 「輝く心」
「決してあなたを捨てない」
オキザリスには800~850種もの種があり、日本にもミヤマカタバミ他6種が自生しています。
主にクローバーに似た葉っぱですが、このグラブラは細長い葉っぱで他とは異なります。
グラブラの中でも「グラブラ・桃のかがやき」や、タキイ種苗開発の「ラブハピネス」が特に人気♪♪
「バーシーカラー」、「ピンキーホワイト」、「オマー」など、多くの品種が栽培されています。
美しい花なのに、オキザリスの仲間は花全体にある種の毒を含み、猫が食べると危険です。
十分気を付けましょう!

オキザリス・グラブラ基本情報
基本情報 | |
学名 | Oxalis glabra |
科名 | カタバミ科 |
属名 | カタバミ属 |
英名 | |
和名、別名 | 桃のかがやき、 |
園芸分類 | 球根多年草 |
原産地 | アフリカ |
耐暑性、耐寒性 | 耐暑性は強い。株の耐寒性はあるが、地上部は霜に弱い。 |
特徴 | 太陽が十分に当たらないと花は咲かないので、一番日当たりのいい場所で育ててください。 |
オキザリス・グラブラ詳細情報
詳細情報 | |
花期 | 11月~2月 |
花色 | 基本はピンク、白も |
葉の特徴 | 普通のオキザリスはクローバー型の葉、こちらは細長く、小葉はもっと細長い |
育てやすさ | オキザリスの多くは強くて育てやすいが、グラブラは花柄が細長いので、霜にあたると花も茎もだめになる。地植えではなく、鉢植えにして、移動するように。 |
草丈 | 10~20㎝ |
オキザリス・グラブラの近縁種
オキザリスバーシーカラーは白い花に縁取りがピンクの可愛いお花です。
花びらの重なり具合、葉の細さなど、色以外はほとんどグラブラと同じです。
花期も同じで、一緒に咲いているのはとても華やかです❣
オキザリス・バーシーカラー オキザリス・バーシーカラー
オキザリス・グラブラの上手な育て方
夏は地上部を枯らして冬眠し、秋にまた芽が出ます。
秋に植えて冬に開花する秋植え球根の代表的なものです。
加湿を嫌うので、夏でも水をあげすぎないように、土が乾いてからあげましょう。
浅めの鉢に広く植えるのがポイントです。
冬は霜の当たらない所へ移動させます。
陽が当たらなと花は咲かないので、1日中陽が当たる場所、または移動して育ててくださいね。
花の少ない真冬にピンクのグラブラが咲き誇っているのはとても圧巻です♡