キジカクシ科(クサスギカズラ科)、トリテレイア属
アメリカ西部原産の落葉性多年草
トリテレイアの特徴
春から初夏にかけて、青紫色や白の爽やかな小花がいっぱい散りばめられてとても印象的☆
花びら1枚1枚の中央に線が入っているのがこの花の特徴!トリテレイアのトリは3を意味するtriasで、花弁・顎が3枚ずつで、雄しべ・雌しべの柱頭がそれぞれ3つずつあるということから付けられた名前です。
以前ブローディアエア属として扱われていたので、今もブローディアと呼ばれたり、アバガンサスに似ているので姫アバガンサスとも呼ばれています。
丈夫なので育てやすく、寒さ対策をすれば、植えっぱなしで数年咲くのも嬉しい♪花壇にも切り花にもとても人気の高いお花です♡
トリテレイアの基本情報
学名: Triteleia
科名: キジカクシ科(クサスギカズラ科)
属名: トリテレイア属
別名: ブローディア、姫アバガンサス
原産地:アメリカ西部
分類: 球根、落葉性多年草
開花期:5月下旬~7月上旬
花色: 青紫、白、ピンク、赤、黄色、褐色
草丈: 30~70㎝
耐寒性:普通
耐暑性:普通
性質: とても丈夫
花言葉:「淡い恋」、「受け入れる愛」、「守護」
トリテレイアの種類
・トリテレイア・ラクサ:出回っているのはほとんどこの仲間。花色は青、紫、白。中でも美しい青紫色を咲かせるクイーン・ファビオラが人気です。
・トリテレイア・ブリッシー:こちらも多く出回っています。花色は薄紫、青紫。
・トリテレイア・グランディフロラ:釣鐘型。花色は青、白
・トリテレイア・ヒヤシンシアナ:白花、旧名「ホワイトブローディー」
・トリテレイア・イキシオイデス“ゴールデン・スター”:鮮やかな黄色の花

トリテレイアの育て方
トリテレイアの植え付け
【植える時期】
9月下旬~10月下旬、涼しくなってから植えます。
【植え方】
トリテレイアの種の尖った方(芽の部分)を上にして植えます。
5号鉢(約15㎝)なら5~10球位、被せる土は2~3㎝。
地植えは株の間を5~7㎝位開け、深さは3㎝~5㎝に。
トリテレイア・ラクサの種 トリテレイア・ラクサの種(1㎝~1,5㎝)
トリテレイアの日当たり
【生育期】芽が出てから花が咲くまでは日当たりのいい所で育ててください。
【休眠期】花後に葉が枯れたら休眠期に入ります。この間は日に当てる必要はありません。
トリテレイアの用土
赤玉土や腐葉土混合の水はけのいい土を好みます。市販の園芸用土が便利です。もしくは赤玉土6,腐葉土3、軽石1の混合土を使います。古い土は殺菌などをしないと上手く咲きません。特に鉢植えやプランターの場合必ず新しい土を使いましょう!
トリテレイアの水やり
過湿に注意しましょう。
【成長期】土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
【休眠期】水は与えません。
トリテレイアの肥料
【植え付け時】元肥として緩効性肥料(ゆっくり長く効く肥料)を与えます。肥料が多すぎたり、触れたり、近すぎたりしないように気を付けましょう。その後、
【2月~5月】固形の置き肥、又は10日~14日に一度、液肥を与えます
トリテレイアの冬越し
耐寒性はありますが寒冷地などでは地表を枯葉で覆うなどの防寒が必要です。過湿を嫌うので、鉢の場合は冬の間は軒下などの雨の当たらないところで、保管しましょう。鉢ごと土の中に埋めてもいいでしょう。葉が開き始めたら、置き肥を2~3回に分けて与えます。
トリテレイアの増やし方
トリテレイアは自然に増えます。植え替えの時や掘り上げる時に、自然に離れる株を分けて別の場所に植え付ければ、またどんどん増えます。
【地植えの場合】そのまま植えっぱなしで増えます。休眠期に他の植物を植えたい場合は、掘り上げて乾燥させ、風通しのいい所で秋まで保管します。
「鉢植えの場合】株が増え大きくなりすぎると成長しなくなるので、3~4年に一度は株分けしましょう。
トリテレイアの管理
トリテレイアはとても丈夫な植物で病害虫もなく、特別な管理は必要ありません。花が終わったら花がら摘みをするだけ!花が全部終わった茎は元から切ってくださいね。植えっぱなしができますが、休眠期には
【地植えの場合】他の植物を植えたい場合は、彫り上げて乾燥させ、風通しのいい所で秋まで保管します。
【鉢植えの場合】株分けするのでなければそのまま軒下などで保管します。
まとめ
トリテレイアはとても丈夫な植物で、初心者にも十分育てやすいお花です♡難しいことを気にしないで、まずは植えて楽しみましょう♪♪